トヨタのEV方針転換と私たちの仕事

先日、日本経済新聞で「トヨタが次世代EVセダンの開発を中止し、SUVなどに経営資源を集中する」という記事が掲載されました。

実は、このニュースは私たち株式会社大商にも少なからず影響を与えています。

トヨタ自動車関連工場で秋頃まで予定されていた床改修工事が急遽ストップとなり、すでに手配していた職人さんの仕事にも影響が出ることになりました。

私はこの床を削る業界に入って26年になります。

リーマンショックの時も、コロナ禍の時も経験してきましたが、これほど急激な方向転換は初めてかもしれません。

元請けメーカーは中東情勢による材料不足も見越して、ある程度の在庫や材料確保を進めていると思っていました。しかし実際には、世界情勢や市場環境の変化は想像以上に大きく、私たちのような現場の仕事にも確実に影響が及んでいます。

改めて感じるのは、どれだけ大きな企業であっても、市場の変化には柔軟に対応しなければならないということです。

一方で、暗い話ばかりではありません。

現在、中東情勢の影響などにより、塗料やシンナーといった資材の供給不安が続いています。

そのような中で、近年再び注目されているのが「磨き床」です。

磨き床は塗料や有機溶剤を使用せず、既存のコンクリート床を研磨して仕上げる工法です。

環境負荷を抑えられるだけでなく、

・塗膜の剥がれがない
・メンテナンスコストを抑えられる
・長寿命化が期待できる

といった多くのメリットがあります。

私たち大商も、これまで培ってきた床下地処理や研磨技術を活かし、この分野への取り組みをさらに強化していきたいと考えています。

世の中が変化すると、仕事が減る分野もあれば、新たな需要が生まれる分野もあります。

大切なのは変化を嘆くことではなく、その変化の中に新しい可能性を見つけること。

26年間現場に立ち続けてきた経験を活かしながら、これからも時代に求められる床づくりに挑戦していきます。